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「仕方ないよね」 いっぱい泣いてから 美姫ちゃんが 少し笑って言ったから、 沙織ちゃんも、慌てて笑ってから言った。 「塾は、一緒だし。 中学になっても、遊べるよね」 「うん。 電車で2駅。 ても、パパと暮らせなくなっちゃうから…… 悲しい… ねぇ、沙織ちゃん… 今日話した事、誰にも言わないで」 沙織は、真剣に頷いた。 「わかった。 誰にも言わない」 沙織ちゃんと美姫ちゃんは、 そう約束して公園でバイバイした。
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