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っていうか、あれだけいつも「美桜、美桜」言ってて好きって隠してたつもりなのだろうか。
てっきり「僕は美桜が好きだから、手を出すなよ」って牽制してるもんだとずっと思ってたんだけど・・・
まぁよくよく考えると和真はそんな事する性格はしてないな、と気付く。
しかしながら本当にあれで隠してたのかと言ってやりたい。
「確かに好きとは言って無かったかもしれないけど、あれで隠してたつもりなのか?」
っていうか言っちゃったけども・・・
「・・・!!!」
俺の言葉に対して何も言えないのか、和真の顔が真っ赤のまま口をパクパクさせているのを眺める。
何でこういうイケメンって類の顔は、普通なら変な顔でもイケメンに見えるんだろうか・・・
そんな変な事を考えていると、和真が先程以上に挙動不審な態度を取り出して走って教室の方面に向かって行ってしまう。
「・・・はぁ?」
慌てて否定するとかいっその事好きとか宣言するかと思ったら、まさかの会話の途中で逃げ出すとは思わなかった。
呆気には取られたが結局向かうのは教室、っていうか実際教室がある方向に向かった訳だし和真の事だからサボるなんて事はしないだろうと思って追い掛ける訳でもなく普通に歩いて教室へと向かう。
教室に着いて和真の方を見てみれば、和真は机に顔を伏せたまま全く動きそうも無かった。
しかしながら耳がかなり真っ赤に染まっているのが遠目からでも判断出来る程で、当分は放っておいた方が良いんだろうなと判断する。
呆気には取られたが結局向かうのは教室、っていうか実際教室がある方向に向かった訳だし和真の事だからサボるなんて事はしないだろうと思って追い掛ける訳でもなく普通に歩いて教室へと向かう。
教室に着いて和真の方を見てみれば、和真は机に顔を伏せたまま全く動きそうも無かった。
しかしながら耳がかなり真っ赤に染まっているのが遠目からでも判断出来る程で、当分は放っておいた方が良いんだろうなと判断する。
いつもなら早めに学校に着いて教室で和真と話してるんだが、肝心の和真があの調子な為どうしようかと思って時計を見るとHR開始まで然程時間は無い事に気付く。
実際に校門前で生徒会の仕事をしていた美桜も教室に来ていた。
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