2人が本棚に入れています
本棚に追加
「みんなはしゃいでんなー。まあ、あの校長が倒れたからだな」
「それでも武力は駄目だろ」
「そうだな秋斗。でも、お前が語る“あの娘”ならやってたんじゃねの？」
周囲の現状にあきれている俺に対し、逆の反応を示している友人の佐山雄一郎とそんな風な会話を交わす。
雄一郎がいう通り”あの娘“がいたらこうなってもいたろう。
だが、俺は結果はそれ以上の事態になるとそんな気がした。
なぜなら、”あの娘“は――いやあいつは常に予想の斜め上を行く行動しかとらなかったからだ。
あいつとの日常は常に命懸け。
けど……一番楽しかった気がする。
最初のコメントを投稿しよう！