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そして、正午・・・
《ピンポーン!!》
誰か来た。
私はベランダからのぞいた。
しかし、来たのは海斗ではなくただの郵便配達だった。
「なぁーんだ、違うのか。」
正午の時刻になっても、海斗の姿は現れなかった。
本当に来る気ではなかったの?
「風香、なんかあなた宛てに手紙が届いたわよ!」
突然、ママが下から私のことを呼んだ。
「はーい、取りに行くから階段に置いといてー!」
海斗からの手紙かな?
・・・んなワケないか。
私は階段に置いてある手紙を拾い、自分の部屋に戻った。
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