中二病でも恋がしたい!オリジナルストーリー デート編 part1

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勇太「行ってきまーす…」 昨日は結局デートのことを考えてぜんぜん寝れなかった… その割りには何も思いついてないのがまた憂鬱だ… 勇太「やっと着いたか…」 いつも通っている学校までの道のりが長く感じた… 六花「お、おはようだ……!!勇太…ほっ、本日は太陽が、いっ、いつもより赤く燃えている…!!///」 残念だけど今日はいつもより太陽が微塵も見えないし輝いていない曇り空だ 勇太「おはよう…いつもおかしいけど、今日はより一層おかしくなってるぞ?」 六花「…す、すまない、昨日はあまり眠れなかった…」 そうか、六花も色々考えてたんだな… 勇太「なぁ、六花…昨日調べたんだがいい遊園地見つけたぞ? この近くで新しく出来たすごいデカい遊園地だ、結構面白そうだったけどどうだ?」 六花「巨大……魔力値がとても高そうだ…」 いつもの六花だな…  いつもの六花を見ると心が落ち着いて次第に胸の緊張もほぐれていく… 勇太「そうだなぁ…あっ、ジェットコースターが凄いらしいぞ?」 六花「ジェットコースター……あの、俊敏性を持ちながら精神ダメージをかなり与えるという恐ろしい建築物…」 勇太「ホントに怖そうだな… あっ、いつにするんだ?」 六花「それは決めてきた!今週の日曜日!!」 勇太「日曜日か…用事は特にないし、いいぞ」 本当は用事はあった、一色と遊ぶ約束をしていた…が、六花とのデートだ、なんとか断ろう… 六花「了解した…では、次の月が満ちる日に行こう」 森夏「………ふぅーん、良いこと聞いちゃった♪」 キーンコーンカーンコーン 放課後を知らせるチャイム 帰宅する生徒も多少はいるが部活に行く生徒がほとんどだ…それは俺たちも同じだ………が、 勇太「部室使用禁止!?」 森夏「えぇ、そーなのよ…だから今日はもう先に帰っていいわよ、小鳥遊さんはもう校門で待ってるわよ」 そう言って指差した先には確かに六花がいた 勇太「丹生谷は帰らないのか?」 森夏「あっ、えっとー…ちょっと、やることがあるのよ」 勇太「そっか、じゃあ先に帰るな」 誰かに何かを伝えないといけないようなことがあったんだが、もう俺の頭の中からは抹消されていた…
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