彼女は告白している。

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 次の授業は何だったっけ? 現代文だったような気がする。黙考していると、昼食を食べを終わった生徒達の様々な会話が耳につく。  冗談、談笑、笑い話。  皆が現実を充実に過ごしている。少なくとも僕よりは……。  中学までは僕も仲間という和の一部にいたと思う。だけど高校に入ってから何かが違うと感じ、それが次第に脹らんでいき、仲間と疎遠になっていった。  僕だって現実をハッピーに送りたい。それは誰しもが考えるこであった。そのために皆が最善を尽くしている。
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