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彼女も僕と同様に一緒に居て楽しいんだ。……良かった。心の底からそう思った。
もしかしたら、僕と彼女は以心伝心してるのかもしれないな。
彼女に会いたいと考えていたら学校の前に立っていて、聞きたかった事を言ってくれる。
「嬉しい。ありがとう」
素直な気持ちをユキに伝える。彼女は、それに対して目を背けて気恥ずかしそうにする。
「済まなかった。勝手な勘違いを起こしてしまって」
彼女の顔が紅潮してるのが見えて、何故か綻んでしまう。
「あれは僕の方が悪かったんだ。もういいよ。――それより、もう帰ろう」
校門の方から生徒の声がしたので提案する。
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