3.天才だからだ……

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 これからのテスト前は、彼女とテスト勉強しようかな、と期待しつつペンを止める。 「終わった……」  感動し過ぎて舞い上がりそうになるが、それは自分の家ですることにしよう。 「ようやくできたな。それにしても、教えるのも意外に一苦労だな」  それは詰まり僕がバカだと言いたいのだろうか。まあ、彼女になら言われても文句の、もの字も出ない。出るわけがない。  疲れた、と寝転びたい気分だが、他家なので自重する。
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