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七時にセットした目覚まし時計が、大音量を立てて僕は無理矢理に体を起こす。
七月に入り、三週間が経過していた。定期テストが終わってからちょうど二日である。
「うぐぅ……」
上半身を大きく伸ばすと、煩いベルを止めた。むしむしした暑さが僕の機嫌を逆撫でする。
「あちぃ」
ダブタブのスウェットのしたに手を入れて扇ぐ。気休めにもならないけど。
はぁ。いつまでもこうしてはいられないな。
自室から出ると、一階へ降りる。リビングに行く前に玄関が目につき、靴を確認した。
「今日も帰ってきた形跡はなしと」
昨日と配置の変わっていない靴を目下した後、リビングに入った。
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