記憶

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「え…」 「そしたら、一緒じゃん?俺もそぅだけど、明日香や奈都とも一緒だろ。雪には良いんじゃね?」 「うん!」 渉の一言で志望高が決まり皆で合格するために頑張った。 そして合格出来た。 皆で喜びを分かち合った。   思い出し終わった雪。 高校も渉と一緒な事を思えば、やはり元の仲に戻るべき。 けれど、逆に高校も一緒だからその内戻れるだろぅと云う欲も出てくる。 『皆さん移動』 先生の呼び掛けで体育館へ。 等々卒業式が始まった。 『第3学年1組…』 着々と式は終わりへと進んだ。 『閉式…』 後輩の拍手で退場した。 『やっと終わった―!』 『ね。もぅ此所ともお別れだね』 ガヤガヤ…ガヤガヤ… 卒業生は皆騒いで、この後の予定を話し合っていた。
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