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「うう…ばか!」
「主人に言う言葉じゃないよ、じゃがバター没収」
そんな殺生な!
私の食べかけ、最後の一切れを彼に奪われて私は涙ぐんでしまった。
悔しい…
こんな奴に心の手綱を握られているなんて信じたくない!
「君面白いね、高い買い物した甲斐があったよ」
「……!」
スパンッ!
私は彼を、叩いてしまった。
主人の頬を、叩いた。
「人を物みたいに!私だって人間なんだから!」
私は走って逃げ出した。
逃げても駄目って知っているのに。
でもあんな言い方って…ない!
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