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「君、名前何だったっけ?」
「佐藤あかりです」
「…実に相性い
「さっき聞きました」
「…そうだっけ。ねえ、君は佐藤って呼ばれたい?あかりって呼ばれたい?」
「佐藤がいいです」
「あかりと呼ぼう。元々そっちのが良いと思っていたんだ」
…聞くなよ。
彼は私の顔を舐めるように見詰め、その視線はゆっくり下へ下へと移ってゆく。
「ねえそういえばあかりちゃん、君は下着の事をブラジャーと読んでいたけど…それは商品名か何かかい?」
……ああ。
この異世界には、ブラジャーという言葉がないのか。
…ややこしいな。
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