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「もしかしてパンツもブラジャーと同じ感じなの?」
「し、下着ばっかりじゃないですから!私の服も私の国の物ですよ!」
「ふーん…ナイロン?今度は読めるけど意味不明だ。暗号だったりするの?」
「いえ…ナイロンっていう素材を使って服が作られているんです」
ナイロンは、読める。
この世界には日本語はあるみたいだ…。
じゃあさっき読めなかった字って何だろう。
「ブラジャー返すよ。僕は君の為に厨房に料理を頼んで持ってくる」
「私の…ため?」
「奴隷は美味しい飯なんて食えない。だから奴隷って身分を隠して料理を頼んでくるのさ」
……あれ?
この人は優しいのか優しくないのか、分からないなあ。
…不思議な人だ。
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