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雪がちらつく12月上旬。 あたし村上春菜は悩んでいた。 「由紀っ、どうしよう。」 「どうしようって…本人に聞いてみるのが一番なんじゃない?」 種田由紀。 後ろの席のあたしの親友。 ちょっとサバサバしてる感じが付き合ってて楽でいい。 「だってそれって聞いちゃだめでしょって言われて終わりなんだもん。」 「そう言われてもねえ…。」 本を読みながら関心なさそうな返事。
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