1st~~幼なじみのあの娘~~

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「拓哉…寒くない?」 「大丈夫だ、碧は体強くないんだからそうしてろ」 「分かった…ありがと」 碧の問いに答えると、碧から感謝の言葉が返ってきた。ちなみに碧にはこう言ったがこの季節の雨はかなり堪える。 「分かればいいんだよ」 言いながら碧の頭を撫でてやると… 「拓哉…手…振るえ…てる。ほんとは…寒い…でしょ?」 あっ、強がってたのバレた。 「あぁ、寒いよ。でもな、俺のせいで碧が病気になったりしたら俺自身を責めるんだよ。だからさぁ、そうしててくれんのが一番安心できるんだよ」 俺が応えると… 「せめて…手だけ…でも…あったかい…ように」 碧が俺の手を両手で包んでくれた。 「ありがとな、碧」 そんな話をしていると家に着いた。ちなみに、俺達は同じ家に住んでいる。 「拓哉…早く…入ろ」 「そうだな、早く身体拭きたいし」 そう言って俺達は家に入った。
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