1st~~幼なじみのあの娘~~

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俺達がダイニングに入ると良い匂いがした。 「ほら、拓哉君も碧も、早く手を洗って席に着きなさい」 深雪さんに言われて、俺達は席に着いた。 「いただきます」 俺と碧が黙々と食べ進めていると… 「碧、また拓哉君の部屋に居たのね」 「うん…部屋に…行ったら…拓哉が…下手…なのに…何度も」 「碧、あんまり誤解を招く言い方をするな。深雪さん、言っておきますけど、ゲームのことですよ」 「心配しなくても分かってますよ」 こんなを話をして夕飯を食べ終えた後、碧は風呂に生き、俺は深雪さんと後片付けをした。 「ありがとうね、拓哉君」 「こんなのお礼を言われる様なものじゃ無いですよ」 深雪さんにいきなりお礼を言われて驚いたが、普通に返すことが出来た。 「この事じゃなくて、碧のことよ。あんなに雨が強かったのに全然濡れてなかったでしょ」 「そっちでしたか。どちらにせよ礼を言われる様な事じゃないですよ。俺は恋人として碧を守りたい、ただそれだけですから」 「強いわね」 「そんな事無いですよ。俺なんて…まだまだ…」 俺は俯きながらそう言った。 「拓哉君、後は私がやっておくから部屋に戻って良いわよ」 「すみません、そうさせて貰います」 そう言って俺は部屋に戻った。
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