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俺は部屋に戻ったが…
「何で俺、あんなこと言ったんだ」
確かに自分のことを強いとは思って無いが、弱いとも思って無い。
「まさか、俺の知らない何かが有るとか…」
など本気で考えたが…
「なんてな、そんなマンガみたいな事あるわけねぇか」
と、考えが落ち着いたところで…
コンコン「拓哉…入るよ」
碧が部屋に入ってきた。
「拓哉…どうか…した?」
「どうもしねぇよ、ちょっと考え事してただけだ」
「そう…なら…良い…けど」
話が終わったので碧を視てみると、風呂上がりで紅くなっている肌、少しはだけた寝間着、そして微かにシャンプーの香りする。
俺は無意識に碧を抱き締めようとしたが…
「お風呂…入って…から」
碧に待てをくらった。
「よし、風呂入って来るから待ってろよ」
そう言って俺は風呂に向かった。
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