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でも、おそらくは何があってもつれていかれるだろう。
大人二人で来たのは、ある程度の抵抗を予想していたからだろう。
だったら‥僕は抵抗はしない。
こんなことで暴れて怪我をするのもつまらないし、今はついていって、後で姿を消してしまえばいいだけだから。
「僕には、家もないし、家族もいません。そんな僕を『保護』するということが、どういうことかわかりますか?」
「もちろんだ。もう大丈夫だよ。これからは身売りすることも、独りで生きていくこともしなくていい。学校にもちゃんと行ける。」
刑事さんは、そう熱く言った。
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