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遅れて来たメンバーがもうひとり加わって全員が揃った。 「改めて、乾杯!竹さん、お誕生日おめでとうございますっ!」 シンさんの音頭で グラスを挙げる。私の回りには いつも一緒に走っていた お姉様2人とヒロさん、シンさん、松さん、そして後輩のレン君がいた。 「ユメ、ワンピースいいじゃない。」 「ホント?うれしいっ!」 「女っぽく見えるわよ。」 「そうね。大人っぽい感じ。」 お姉様のミナミさんとナオさんの お言葉で、嬉し恥ずかし急上昇のうなぎ登りだ。ニットのワンピ万歳! 「お前、また顔が犬になってるぞ。」 「ユメちゃん、食べっぷりは変わりませんねっ!」 「食べなくなったら、ユメじゃないわよ。」 「髪まとめて、食べる気まんまんだな。」 「めかし込んでも、結局は食い気だよなぁ。 」 「そうそう!それでこそユメっ。」 「これも食えよ。旨いよ。」 ………。 反論も突っ込みもできないまま、 一回りで完結された……。 まんま、犬じゃん。 鼻と耳まで犬になった自分を感じながら 食べていると、話題はバイクやツーリングへと移っていった。
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