希望

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「そんな奴、知らん」 「っ!!」 冷たく言われた言葉にかっと頭が熱くなる。 「うるさいっ!!うるさいうるさいうるさいうるさい…!」 だっと駆けだした。 なんで俺らなんだ! なんで俺たちだったんだ! どうして父が死ぬんだ!母が死ぬんだ!妹が連れていかれるんだ! 頭の中がぐちゃぐちゃで。 目の前の男は関係ない。 分かってる、だけど。
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