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明るい朝の日差しを浴びながら、いつも通い馴れた通学路を一人で歩く。 本当にめんどくさい。 別に俺が学校に行こうが行くまいが時間は流れ、授業は進むのだ。 だけれど、俺は学校に向かわねばならない。 行っても、楽しいことなんてこれっぽっちもないのにだ。 「やぁ、脇野君おはよう!!」 楽しいことじゃないことが学校に着く前に早くも起こってしまった。 イケメン主人公野郎は今日も可愛い女の子で形成されているハーレムを引き連れて、爽やかな笑顔で話しかけてくるのだ。 ……チッ。 俺は返事をせず、舌打ちを1つだけして、目も合わせずその場を去ろうと足を速めるのだった。
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