多分ね、俺って影薄いんです

11/12
前へ
/40ページ
次へ
俺の席の隣のそいつは屋代 誠也ヤシロセイヤと言うらしく、親衛隊とかも結構いるらしい。 軽く他人紹介ナウwww 手紙読んだ誠也はビリビリに破って捨ててしまった。 俺まだ読んでないのになあ。 ま、書いてあることなんか分かってるっからいいんだけどな。 「なあ、馨ってなんでそんなに冷静でいられんの?」 「んー?だって一々気にしてたらこんなとこやってけないだろ?」 花瓶から菊を抜き取り、ティッシュで茎を湿らす。 「何やってんの?」 「ん?母さんの墓参り用の花。捨てるにはいい花だしな」 と、屋代と色々お喋りしていたら他の奴らも入ってきた。 「おはよ、屋代君…と…」 なんでそこで気まずそうな顔するんだよ。 「…えっと、東条君だっけ?」 話しかけてきたそいつはインテリメガネの多分委員長。 「よく覚えてんな。委員長、名前は?」 てかwwwこの人、見た目手塚部長www 「分かった!手塚でしょ!」 と言ったら苦笑いされ、違うよ、と否定された。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加