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もらったたこ焼きは熱々で、友達とこうして初詣なんて初めてだ。
「有難う、大江山」
嬉しくてつい頬が緩んでしまった。
「あ///…可愛い…」
途端おに大江山が真っ赤に顔を染めてそんな事を言うからキョロキョロしてしまった。
タイプの女の子でもいたのか?
「なあ大江山。お前って好きなタイプとかあるの?」
「…ふぇ?///あ、好きなタイプ?え…えっとね、純粋で騙されやすくて、目が綺麗な…人がいいかな?」
純粋で騙されやすい…かあ。
「素直な子っていいよな?」
「…そ、そうだよね」
急にしょんぼりしてしまった大江山。
俺、何かいけない事口走った?
「どした?」
「僕はうそつきだよ。なのにどうして一緒にいてくれるの?僕は、会長様のためならなんだってするって決めていたのに…そんな僕をなんで許してくれたの?」
…ちょっと、その下からの上目遣いwww
それに、許すもなにも俺にそんな偉そうな権限ないんだよ。
実は大江山が名乗り出たときにちょっとした事があったんだけど、まあ…ね。
俺がとやかく言うものでもないし、きっと大江山が話したくなったら話すんじゃないかな?
それから一気に大江山と仲良くなれたから万々歳なんだけどね。
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