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―幼い男の子二人が仲良く遊んでいる。
「ゆうくんが鬼でいいよね」
「えー!ゆうきくんがしてよ!」
どうやら鬼ごっこをするらしい。
けど、中々鬼が決まらないらしい。
じゃんけんでもすればいいのに…
「ねぇゆうくん。じゃんけんで決めようよ」
“ゆうき”と思われる少年はゆうくんに提案した。
だが、
「絶対イヤ!ゆうきくんが鬼やってよ。僕が鬼やったら、全然終わらないじゃん」
ゆうくんは頑なに断る。
「うーん…まあいいか。僕が鬼やるよ」
なんとなくだが、これがいつものやり取りに見えて仕方がない。
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