108人が本棚に入れています
本棚に追加
/115ページ
「ねぇゆうくんってさ、将来何なりたいの?僕はね警察官だよ」
「へぇそうなんだ。ゆうきくんにぴったりだよ。僕はね……」
「ゆうくんは……」
「笑わないでよ。絶対笑わないって約束してくれる?」
「うん、するする。ぜーったい笑わないから」
「約束だよ。それでね、僕は、総理大臣…なんだ」
「へぇ、いいねいいね」
「えっホント!」
「うん。何かゆうくんらしいし、頑張ってなってよ」
「うん、頑張ってなるね」
―なんて、微笑ましい光景だろう。
自分にもこんなことがあっただろうか。
……無いな。
というか覚えていない。
最初のコメントを投稿しよう!