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「ねぇゆうくんってさ、将来何なりたいの?僕はね警察官だよ」 「へぇそうなんだ。ゆうきくんにぴったりだよ。僕はね……」 「ゆうくんは……」 「笑わないでよ。絶対笑わないって約束してくれる?」 「うん、するする。ぜーったい笑わないから」 「約束だよ。それでね、僕は、総理大臣…なんだ」 「へぇ、いいねいいね」 「えっホント!」 「うん。何かゆうくんらしいし、頑張ってなってよ」 「うん、頑張ってなるね」 ―なんて、微笑ましい光景だろう。 自分にもこんなことがあっただろうか。 ……無いな。 というか覚えていない。
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