迷い込んだ者たち

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「どうしたでありますか?」 萩原も異変に気付いたのか窓によると事の重大さに気づいた。 「・・・ちょっとgoogle先生にどこなのか調べさせてもらう。」 彼が携帯を出そうとしたが急にスピーカから外部との電源が切れましたので蓄電池に切り替えましたと流れた。 「停電かな?」 「こんなことあるの?」 「台風とかの時は時々あるけど事故かな。」 「携帯がつながらないであります。」 「萩原、google先生は良いから、とりあえず両親に電話するよ電気系統とかいじらないとだめかもしれ・・・」 ところが鈴木の携帯も圏外になっていた、確か自分の携帯は常に電波が全快になっているはずだが圏外になっていた。 「固定電話使ってくる。」 鈴木はリビングに置いてある固定電話に手をかける、だが電話がつながらなかった。 「蓄電しているから電話をするぐらいの電気はあるとおもったけどな。」 もしかしたら冷蔵庫のような常動いている物が原因で電気が足りないのかもしれない。 仕方なしに発電機を回そうと外に出る、外の空気は暖房で温められた室内と違い新鮮さを感じる。 「ん?」 出た直後に見慣れないケーブルがぶらりと垂れていた。 何のケーブルかと思いたどると電柱があった場所から途切れていた。 「・・・電柱が消えている。」 外に急に木々が表れた時点で驚きだがこれにも驚いた。 無論これは何を意味するのか分かる。 「そりゃ送電ケーブルが千切れていたら無理だな。」 無論電話線も抜けているだろう。 「一旦ここら辺を捜索してみるか。」
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