第四章・ー週末デート!?ー

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「お……はよう」  学校に着いて一番に集君に連絡した私は、腕組みをする彼の前で、一体何を言われるのかとびくびくしながら第一声を待っていた。 「はい。おはよう」  にっこり笑っているようだけど、目が笑ってないよ?  めっちゃ怖い。今すぐこの場から逃げ出したい。 「あの。怒ってらっしゃる……?」 「そうだね。怒っている、というよりは、呆れているかな」 「え?」  まぁ、そこはそうだよね。  元はと言えば、秋君が原因で集君と週末に逢う約束までしたのに、その元凶である人を足して三人で遊ぼうってんだから、さすがに呆れるよね。 「あの。は、話の流れでそうなって……」 「ああ。秋忠から昨日の内に、大体の話は聞いているけど」 「あー、秋君から。そ、そうですか」  返す言葉もないわ! お願いだから先手を打って逃げ場をなくさないで!  どうしよう。何て言えば許してもらえるんだろう。  昨日の秋君といい、今日の集君といい、そんなに二人っきりでお出かけしたいのかな?
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