第四章・ー週末デート!?ー

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「……悠は、さ」 「え? はい?」  もしかしていきなり名前を呼び捨てにされた? えーっと、……許可した下り、あったっけ……? 「あ、ごめん。そう言えば秋忠は普通にそう呼んでいるなって思ったら、つい」 「そ、そう言えば、そう……だね」  んー。まぁ、そこも不本意な感じでの呼ばれ方ではあるんだけど。  で、それを通す気満々ですね、集君? 「秋忠が呼んでいるんだから、俺も、良いよね」 「はぁ。はい」  良いと言わざるを得ない。何て迫力だこの人は。 「それで話を戻すけど。悠はさ、そんなに俺と二人きりで遊びに行きたくないの?」 「えっ? そんな事ないよ! 秋君との事は、本当に成り行きなんだから! そこは、誤解しないで!」  ってあぁぁあ……! 思わず言っちゃったけど、まんまと乗せられちゃった! これヤバいやつだ! だって集君してやったり顔になってるもん!  あぁぁあ……! 私ってばつくづく乗せられ易い性格してる!  もう! 理解っててはめるの止めてよぅ!
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