第四章・ー週末デート!?ー

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「まぁさ。実はそんなに怒ってもないんだよね。元から悠を困らせるつもりもなかったし」  ……どういう事? だって友達でもない男女がいきなり二人きりで遊びに行こうってんだから、困らせるとか何とかの思惑があっての事じゃないの?  いまいち皆の考えている事が分からないわ。  ま、まぁ、宮君は初日に友達になりたいって言ってくれたから、もう既になってるんだけどね。  後の人達とは、私個人としては一方的には絡まれるけど、友達って感じでもないんだけどなぁ。 「あの。じ、じゃあどうしよう?」  何にしても、はっきりしとかないとだよね。集君は私のうーちゃん探しにも付き合ってくれる貴重な人だから、あまりぞんざいには扱いたくないし……。 「じゃあ、その日は三人で良いから。後日、今度こそ二人きりで遊びに行こうよ」  う、うわぁ。集君微塵も諦めてない。 「ど、どうしても二人きりで遊びに行きたいんだ?」 「だって悠といると楽しいし」  すっごい爽やかな笑みで言われた。
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