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「あらあら、やる気満々見たいですよ」
アイラぁ〜!お前まで交ざるなぁ!
ってか、馬鹿共がっ!殺気剥き出しで林の中に居たら、襲う気満々なのがバレバレだろうが…此奴等に勝てる訳無いのに…。
アイラまで、MGL-140持ってるし。
「仁様、どの武器使いますか?」
おいっ!んなもん組立てながら、聞くな。
「あっ、こら、メイリン。
M224なんか撃ったら、皆んな逃げちゃうでしょ。
リラと同じ物にしなさい」
「アメリア様、私達が撃っても逃出しますから、メイリン達に逃げ道塞いで貰った方が良くないですか?」
リラ…お前やっぱり、殲滅戦やる気かっ!
盗賊共の先陣が、林から草むらへ出た瞬間、虐殺としか言えない戦力差による袋叩きは始まった。
アメリアのミニガンによる前衛叩き、林の中に対するリラとアイラのグレネード乱れ撃ち。そして、退路を塞ぐメイリン達の迫撃砲の雨。
こりゃ暫くは、グリストルムも平和になるな。
用意した弾薬を撃ち尽くすと、アメリアとアイラは、火炎魔法を草むらと林の入り口へと放った。
「お前ら…其処まで徹底するか」
「生き残りを見逃せば、また盗賊共が集まるでしょ。
グリストルムへ行き来する人を狙うと、ろくな事は無いって教えておかないとね。
私達は、魔法空間でキャンプ出来るけど、他の旅人はそうも行かないでしょ?
残虐でも、必要な事だから、容赦なく袋叩きにさせて貰うわ」
リラがMGL-140を肩に担いだまま、振り向いて答えた。
それは分かる、分かるけど…容赦ねぇ…。
メイリンとクレアは、燃え燃えダンスを創作して踊り、シュアンはストレス発散し切った様に、ポアンと惚けてる。
此奴等…マジ危ねぇ。
「アメリア様、もうそろそろ火を消した方が良くないですか?」
「そうね、火葬も済んだだろうし、これで見晴らしも良くなったし」
そう言うと、今度は水魔法で雨を降らせる。
この2人…限度ってもんが無いな。
「おいっ!やり過ぎだって。
ここいらを水没させる気か!これじゃゲリラ豪雨も真っ青だぞ」
俺が怒鳴って、漸く2人は魔法を止めた。
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