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狭い街の噂はすぐに広まり、市の各委員会や住民からの電話が学校に殺到した。
校長「…ですので、内密にお願いします。報告が遅れましてすみません。ええ、失礼します」
長電話で冷めた校長のお茶を教頭は入れ替えると、切れた受話機を戻さずに放心しきった校長の机へと置いた。
教頭「どうぞ‥委員会からですか?
父兄には騒ぎ立てぬよう 手廻ししてましたが、まさか住民からこれほど反感を買うとは‥
しかし、どこから計画が漏れるか判りませんからね。
情報リンクは程々にしてください」
校長「あ~の市長!責任は持つなんて言っときながら、いざとなると手助けなしだ!修学旅行まで1週間、それまで私が悪役じゃないか!」
教頭「疑い晴れれば、むしろ英雄ですよ。我慢して下さい!準備は万全ですから成功させます!」
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