玄関

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「おかえりなさい~。」 少し甘えたような明美の声がして明夫は少し安心した。 少し…神経質になってるな…。 「パパでちゅよ。おかえりなさい。」 明美が、まだ生まれたばかりのような赤ん坊を抱いてリビングルームから玄関に出て来た。 「可愛いね。誰か友達の子供を預かったの?」 「パパは何を言ってるんでちゅかね?僕はパパとママの息子の春馬だよ。」 「おいおい…冗談はよしてくれよ。でも…本当に可愛いな。」 明夫も春馬の小さな手に触れて心が満たされた。
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