8人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
「おかえりなさい~。」
少し甘えたような明美の声がして明夫は少し安心した。
少し…神経質になってるな…。
「パパでちゅよ。おかえりなさい。」
明美が、まだ生まれたばかりのような赤ん坊を抱いてリビングルームから玄関に出て来た。
「可愛いね。誰か友達の子供を預かったの?」
「パパは何を言ってるんでちゅかね?僕はパパとママの息子の春馬だよ。」
「おいおい…冗談はよしてくれよ。でも…本当に可愛いな。」
明夫も春馬の小さな手に触れて心が満たされた。
最初のコメントを投稿しよう!