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片手に紫いもの重みを感じながら調理室へと向かった。
途中、トイレに行きたくなりリクに荷物を任せトイレに寄った。
事を済ませ、手を洗う最中である。
あの違和感だ。
「…ッ!」
身震いがする。
しかし周りには何もない。
いつもの俺なら逃げ出すだろう。
しかし、その違和感を知りたい。触れてみたい。と言う欲に負けて洗面台を触り出す。
蛇口、ノズル、ハンドソープ、くまなく探すがわからない。
排水口、足元の配管、鏡。
鏡?
そこで違和感は消えた。
「なんなんだ…今の…」
待たせている友人を思い出し急いでトイレを出た。
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