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ズガンッ
バゴーンッッ
ドシャーーーーーーーンッッッ
「きさま…我がヨワイ家に押し入り挙げ句の果てに金品強奪、ただですむと思うなよ!!」
「うるさいなぁ、豚のくせにギャーギャー騒がないでよ、見苦しい…。」
「なっ、なんだと!?この私に向かって豚などと…もう許さんぞ!!いけ、家来共!!」
迫り来る豚の家来たち。
でもね、
「動き丸見え、遅すぎ。出直してきなさい。」
全員急所を蹴りあげてやれば、もう再起不能。
「残念だったね、豚さん♪」
「うっ、嘘だ!!こんな、こんなたった一人に…全員、やられるなんて!!」
「ばいば~い!!」
「うっ、わぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ドゴォォォォォォォォォォンッッ
直後、ヨワイ家から火が上がる。
「はぁ、名前通り弱かったわ。」
燃える屋敷をバックに、私はその場から転移した。
後に、屋敷から救出されたヨワイ家当主は言う。
奴はまさしく
“最凶”
だと─────
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