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僕は公立の中学にかよっている
岩田 拓海
僕の家の裏には少し大きめの
墓石が1つある。
通常、墓石には名前がほられているが、この墓石はだれのものかがしるされていない。
そのため、見た目は
表面がツルツルの直方体である。
だからという訳ではないし、
特に理由があるわけでは
ないのだが、
僕は幼い頃からこの墓は
御先祖様のものだと
信じていた。
そのせいか、いつからか僕の
日課になった行いがある。
学校にいくときには、
その墓に手をあわせて行く
というものだった。
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