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ぐい!
枢の腕を掴み優姫から離した手…。
枢は驚きもせずただ見ている。
枢の腕を掴んだ男は優姫の隣に立ち枢を睨んでいる。
『授業が
始まりますよ 玖蘭先輩』
そう言って枢の腕を荒く離した。
『恐いね』『風紀委員さん』
枢はそう言ったものの余裕の笑みを浮かべながら優姫達を背にした。
ガサッ!
「くっ
玖蘭先輩! あのっこれ受け取って下さいっ」
茂みから突然現れた普通科の女子は頬を染めながら薔薇を差し出した。
『ありがとう』
枢はその女子に笑みを向けた。
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