ボクのはなし

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ボクについて、問題が浮き彫りになってきたのは1歳半を過ぎた頃からでした。 まず言葉が遅い。 なかなか赤ちゃん言葉が抜けなくて、単語がポツポツ出る程度でした。自分の要求も伝えられないので、親や保母さんの手を掴んであれ取ってこれ取ってと伝える「クレーン現象」というやつを頻繁にやっていました。 それでも上手に伝わる事は少なくて・・・しょっちゅうかんしゃくをおこしていました。 それでも大人相手の場合はいいんです。問題は相手が同年齢のお友達の時で。 1歳半にもなると、まわりの子供達は言葉でやり取りできるようになってきます。だから遊びの中で段々と差が目立ち始めてきました。しかもボクは2月の末生まれ。 おもちゃの取り合いをして泣いて喧嘩をしているうちは良かったのですが、ボクは相手を噛んで喧嘩を終わらせるという方法を覚えてしまいました。 この噛みグセが抜けなくて。3歳児クラスを終えるまでこの状況が続きます。 あまりにひどい日は、保母さんが15キロ越えのボクをおんぶして保育にあたってくれていました。 私も仕事が終わり次第走って迎えに行っては頭を下げて。 この頃、同じクラスのお友達や保母さんには本当にお世話をかけました。 そして私も精神的な疲労がややマックスで、頬がこけて。 どうしたらよいのか 何が悪いのか 誰か教えて と迷いも多かった そんな時代でした。
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