1人が本棚に入れています
本棚に追加
「しっかし面倒くさいなぁ…」
荷物を持ちながら旧校舎へと向かう
いきなりだけど
私は決して地味なわけじゃない
その反対に派手でもない
至って普通の女子高生
でも友達はいない
いたとしても
”偽りの友達”
ただ喋るだけ
一緒にいるだけ
相談なんか一切しない
遊ぶことなんてない
ただ
学校で一緒にいるだけ
そんな友達なんか要らない
そんなことを思っていると
旧校舎についたみたいだ
大体、荷物を旧校舎に~と言われれば、置く場所は”そこ”しかない
私は”そこ”に向かった
「ついた」
”そこ”というのは
空き教室
私は中に入って荷物を置き机に座った
ていうか寝転がった
大きい机だから寝転がれるんだよね
ぼーっとしていると
1時限目が始まるチャイムが鳴った
今から教室に帰っても目立つだけだし
「…サボろ」
ポケットから携帯を取り出しいじっていた
ーガラッ
突然ドアが開く音がした
先生かと思い、ドアの方を見た
そこにはー
「誰…?」
知らない生徒が立っていた
最初のコメントを投稿しよう!