プロローグ

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去っていく後ろ姿を見ていた。 手を伸ばすがもう届かない。 人を好きになることがなかった俺が、こうなるなんて思ってもいなかった。 君のおかげで変れたのかな? でも、俺が変わったように君も変わってしまった。 それは当然で止められないこと…… 特別な人ほど失ってから気づくその大切さ。 だから最後に、 「……ありがとう……」 と呟いた。 遠ざかる君に向けて……
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