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…螺旋宮…
白いローブを身に纏い、その隙間からチラリと覗く赤い長髪
漆黒の仮面に片方だけ空いた穴からは鋭い眼光が周囲を突き刺す
「敵無しの貴方が何を警戒する必要があるのです？」
ロックの住む国、『J.P.55』の国王『方翼のジェネシス』はタバコに火を着けながら言う
一見凛々しそうなメガネの伊達男だが彼はラフで大雑把な国王として有名だ
王『俺にだって敵はいる。寧ろそうでなくては困る。まぁそんな話はどうでもいい、とっとと本題に入ろうか』
ジェネ「連れませんね」
王『俺も暇じゃないからな』
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