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先生「え~ですから今の歴史上最も平和な世界があるのは『王』と呼ばれる人間がいたからこそなのです」
「………」
教科書の中で最も分厚い歴史の教科書を机に広げ窓の外を眺める少年
先生「え~と…ロック君、聞いてます?」
そのゴーグルをかけた赤茶髪の少年は先生の言葉を無視して窓の外を眺め続ける。
少年の名前は荒神 ロック
特に悪さはしないが、学園一の問題児であった
ロック「…つまんね」
言って、ロックは無造作に立ち上がると帰り支度を始めた
「またか、そろそろ卒業も危ういんじゃないのか?」
さりげなくロックを引き止めている彼はクロード・デスバイス
ロックの幼なじみであり親友だ
そんな彼の言葉も気に掛けずロックは「知らん」と一言だけ言って教室を出ていった
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