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『……なぁって』 「うっさい」 ヌルヌルの手が、脇腹を揉む。 オレは擽ったさにヒクつく身体をなんとか抑える。 「…………流す」 『お?……あぁ』 突然立ち上がり、シャワーのノズルを手に心地よい水流で泡を流していると、 ついでに俺も流してくれと瑠一も立ち上がる。 だが、そこは無視。 自分でやれ……と、用の無くなったシャワーノズルを瑠一の胸に押しつけた。 『……コラ』 「…………」 『……らぁん』 「…………」 だが無視。 そうして、一人スタスタ歩いて湯船に浸かる。 未だ瑠一に背を向けたまま。 .image=464140427.jpg
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