桜の下

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(あの匂い…雰囲気 あの子に似てた) 先生や校長の話を体育館で聞けば、体育館の出入口の前に配置されている大きな看板に貼られたクラスに移動 クラスの黒板に書かれた先に座って担任の先生が来るのを待った 窓際の一番端の一番奥 日差しが直接当たるのは慣れだと思いながら、先程の出来事を頭の中で整理していた そんな中、数人の人間が私に向けて視線を向けている事に気付いたのはついさっきの事 視線に気付いた私は辺りを見渡し確認した その時、慣れない人間の中にいたせいか 考え事していたせいか 気付かなかった ついさっき感じていた匂い 数人の人間の中に座って視線を向けている さっき会ったばかりの少年に 「……っ」 静かに、息を飲んだ 少年は視線が合うと、しばらくすれば視線を外した その行動に酷く安心した私 廊下側の一番端の一番奥の席の少年 その距離にも安心した時、教室の扉が開いて担任が入ってきた 騒がしかった教室は静かになり 自分達の席にへとついた _
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