ミッドナイト

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「助けてっ!!」 私は大声を出してしまった。私はサンタではなく、腹黒な泥棒かと思っていたのだった。 そこにいた人は、突然、私が動き出したことによって相手も声を上げた。 「えぇぇっ!?何ぃっ!?」 それはかなり怖じ気付いた声で、その人は腰が抜けた。その勢いで部屋にあったものは落ちて、騒ぎが起きた。母さんも駆け付けてきてしまった。 「ちょっと…何これ!?」 お母さんが電気をつけてくれたことによって、その人の正体がわかった。 彼は、 正真正銘のサンタさんであった。
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