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何がヤバいってイドーリス行きの列車は十時半出発だから何も準備をしていないからである。
間に合わないからといって遅れてみると二週間も待たないといけないので遅れるわけにはいかない。
それと今は何時かと時計をみてみると、
十時三分。
だ、という事もある。
「やばっ!?もう十時だしっ!」
何でこんな時間まで寝ていたかを不思議に思う。
もしレイナが起こしに来てくれなかったら、大変なことになっていた。
こうゆう時“だけ”は感謝できる。
二人で行くつもりだったのだが。
「そーよ!はぁーたくっ 早く行くわよ。」腕を組んで、ため息をつきながら、レイナは言った。
「待ってー!もぅ まだ準備ができてないから……」
昨日やるべきだったとナツは後悔しながら…言う。
「早くしなさいよまったく。」
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