Prologue

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五十年前、突如、黒光線がこの世界を照らし。 その漆黒の光は獣を異形の化け物へと変異させた。 仕組みは今だに解明出来ていない。 何故なら異形の化け物、通称バグは死ねば灰となり消滅し、解明できないから。 そう中学の頃、歴史学の教師が怠そうに言っていた。 そしてその八年後、俺ら人間側は武器を空間から発現させるという力を身につける。 バグと対等に戦える力だが、当然脳に多大な負担がかかるという欠点があり、発現者は制御型端末、ハートレスを首に装着させることを義務化させると、陛下が公表した。 そして俺の首に制御型端末、ハートレスは装着されてはいない。 俺は自分が大嫌いだ。
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