0人が本棚に入れています
本棚に追加
その次の日。俺はまた数学担任の田島に呼ばれ雑用を粉す。なんなんだよ。
また昨日と同じ時間に校門を出る。
俺は....なんとなく。いや、多分必然的に、あの道を通る。
そして、昨日と同じ電柱で『オリオン』はいた。
『オリオン....か?』
俺はまた怪しげに立っているオリオンに近づく。
『そう。昨日の続き..聞く?』
オリオンはそう俺に問いかけた。俺は昨日からの話が気になってしょうがなかったんだ。
『ああ。』
そう、俺は短く答える。
『そう。』
オリオンはやはり顔を見せない。ただ、ピンクのウサミミフードのついたパーカーが照明に照らされているだけ。
最初のコメントを投稿しよう!