94人が本棚に入れています
本棚に追加
「俺の事を?」
「私の最初で最後の恋」
京子と雅人の視線が絡み合う。
「俺の事を今でも?」
「…うん…」
「20年離れてたんだよ」
「…ずっと…見てた…」
「本当に?」
「本当に…雅人のお姉さんは私の親友だったから…話を聞いたり、大学の学園祭に行ったり…。」
「ストーカーみたいだね?」
雅人は京子の頭を撫でる。
「…確かに…」
「俺、気付かなかったよ!!」
「いいの!!見ていて幸せだったから!!」
「俺に彼女が出来た時も見てた?」
「雅人は幸せに好きな人と結婚して欲しいと思ってたから…少し嫉妬したかな…」
最初のコメントを投稿しよう!