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「……んっ………」
雅人はゆっくりと眼を開いた。
「…みそら…ちゃん…」
その名前に京子は雅人の肌に這わせた舌の動きを止めた。
「…美空ちゃん…じゃない…」
雅人は自分の胸に蝶々の様に留まる女性を見つめた。
黒く長い美しい髪。
甘い香水の薫り。
誰だろう…雅人は胸元にある女性の髪をかきあげた。
「…貴女は…」
「…雅人クン…」
二人の視線が絡み合う。
「…京子さん…俺…待ってたんだよ…」
雅人が優しく京子の髪に触れる。
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