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監禁生活
「マジかよっ!!」
窓ガラスを叩いても…割れない。
「雅人クン、ごめんなさい」
「京子さんは悪くないよ!!人を騙して監禁する美空ちゃんの意味がわからない!!俺は好きだったのに…」
雅人の怒りが哀しみに変わる。
「好きだった…華やかな笑顔…綺麗な長い黒髪…甘い香り…オッサンの恋だった…」
ベッドの端に腰掛けて肩を落とす雅人の隣に京子も腰を下ろす。
「ごめんなさい。美空が…。」
「美空ちゃんみたいな子が俺なんか…ね…」
「俺なんかじゃないっ!!」
京子は雅人を強く抱きしめた。
「…京子さん…」
雅人は京子の腕の中で驚き固まった。
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